kindleと猫と写真とか。

【水道橋~茗荷谷】『蒲団』散歩【文学散歩?】

今回は田山花袋の『蒲団』を久しぶりに読んだので、散歩に出ました。
『蒲団』に関する散歩部分は茗荷谷編を見てね。

 

『蒲団』て何?


雑に言うと嫁も子供もいる良い年こいた作家が、若い女性を住み込みの弟子を取って惚れて、弟子は他に彼を作ったので、キレた作家は実家に帰し、作家は弟子が寝てた蒲団の匂い嗅ぎながら泣くって話です。きっちー。
気になったら青空文庫から無料で読めるのでどうぞ。

何でそんな限界勘違いおじさん構文みたいなのが名を残しとんねん?って言うとまぁ、文学史的に価値有る作品だからなんですね。
諸説あるのですが、この『蒲団』が”私小説”、つまり作家が作者の経験を元に、性もない話を書いてもええんやで!みたいな風潮の始まりになったとされているのが主な理由です。今のエッセイの祖先の祖先みたいな感じ?エッセイはノンフィクションなんでちょっと違いますけどね。
各方面に怒られそうな説明ではありますが、このくらいで良いでしょ…。研究者でもあるまいし。

前置きはこのくらいにして、散歩に行きましょう。

散歩編

水道橋~茗荷谷

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水道橋。ここから歩きましょう。
最近散歩が多いのは写真が楽しいのと、ひとえに痩せたいからです。

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水道橋から芳文社の有る方に出ましょう。
芳文社と言えば何を連想しますか?

 

 

 

 

 

 

まんがタイムきらら?はいオタク。

 


解体屋ゲン?ネットに汚染されすぎているのでは???

ちなみに私はゆるキャン△でした。最近ようやくアニメ見たんですけど良すぎて終わってしまった。残業後に観ると効く。

観ると言えばヴァイオレット・エヴァーガーデンの劇場版ですね。私はハンカチ2枚水没させたので皆さんも観る時はハンカチを持っていきましょう。
ハンカチ持っているオタク、かなりレアリティが高いと思います(偏見)。
Netflixでも見れますが、映画館の大画面にあの美しい顔面と背景が映るのは相当な破壊力があるので映画館で観ることを推奨します。

あんな事件があったのに…という眼鏡を通して見そうな自分が居ますが、逆に失礼な気がするのでそうしないよう努めています。
その眼鏡を通さなくとも、素晴らしい作品なので。

 

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トウキョウドームシティ! やきうをしているようで人民が居ました。

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私はドームを通るだけなので…ハイコントラストモノクロは楽しいものがあります。
こういうの撮ると本当にGRのレンズは歪みねぇな…(レ)と思います。

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こいつ幾つか見たけど何?信号機???

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商業施設にジェットコースターぶっ刺さってるの。何時見てもやりたい放題だなーってなる。
大阪にも似たようなのがありましたね。フェ…フェスティバルゲー…うっ頭が。

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ジェットコースターが丁度来て悲鳴が聞こえてきました。
コロナ対策のため無言で乗ったりしてるのかな~とか思ってたので安心しました。

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は…春日駅…。
まさかの新刊出ますね。エンドレスエイトでももうちょっとスピーディーだったよ?流石に嘘かもしれん。
あれリアタイ勢だったのですが、友人達が次々脱落していった記憶があります。私も。安倍首相=谷川流説好き。

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こうやって偏りを修正しているんですね~。
充電とブレーキとサドル出せる限界が個体差有りすぎて何とかならんか?という気持ちが有ります。

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未来を教授いただけるのですか!?
1年後に急騰する株の銘柄とか。ロト6の番号とかをお願いします。
にゃんこいの2期が何時来るかもお願いします。

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神社に釣られて曲がってしまった。

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何処にあんねん

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道のつきあたりまで行って曲がるとこう。何処にあんねん。

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さらに道なりであった。

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狛犬?と牛。牛は力強いので好きです。美味いし。
狛犬って犬ぽくなくない?毛並みは豊か。でも日本犬て毛長いイメージ無い…このイメージは何処から来たんだ…?

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こんな事を書かなくてはいけない時代か。
ところで巫女がご理解を求める相手って我々ではなく、神なのでは?

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そこそこ長い階段を降ります。この倍くらいある。

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出口。牛天神。牛がメインらしい。

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木が気になるお年頃。

f:id:nosutoradamu:20200923234607j:plain漫画も気になるお年頃。

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謎スピード感。急ブレーキではない。

茗荷谷『蒲団』編

前提!

 小石川の切支丹坂きりしたんざかから極楽水ごくらくすいに出る道のだらだら坂を下りようとしてかれは考えた。

引用元(田山花袋『蒲団』-青空文庫)

そういう事です。ここを探しましょう。

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目的地についた。

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中学校の横の道。

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この切支丹屋敷に繋がる坂を切支丹坂と言っていたらしい。

 切支丹坂の場所は多数あり、[1]どの坂が真の切支丹坂か、未だにわかっていない。

-中略-

しかし、天保時代の地図を見ていると今の庚申坂の坂名が「キリシタンザカ」と記されている。そのため、庚申坂が真の切支丹坂と言われている。[要出典]

切支丹坂 - Wikipedia

てなわけで。

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極楽水はこの辺。

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ここが当時の切支丹坂。

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奥に電車置き場?があり、好きな人は好きそうな景色。

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一旦下まで降りました。
「だらだら坂を下る」とは一体?

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段差はそうでもないので割と上がりやすい。これで段差伝わるかな?
歩きやすい靴を採用しています。散歩どころか走っているので…。

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結局さっきの中学校の道まで上り坂。正面の道に入り極楽水を目指しましょう。

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お、おぉ…やんわりとした下り坂だ!(電子水準器で水平取ってます)

つまりこの辺で主人公は居なくなった女弟子の事を考え始めたんでしょうね…。
本当に何もないただの通りなのですが、そこで思い出し始める辺り執着の強さを感じさせますね…ウーンきつい。
良い思い出だったよ…みたいな意のことも最初に書かれており、はちゃめちゃ思い出を美化させようとしている感を出していたのですが、思い出し始める道の何もなさを見ると、より強調されますね…。

単なるきつい勘違いおじさんの話みたいな言い方をしていますが、当時の文壇ではこの作品の影響は大きく。
この”女弟子”のモデルと言われた人は後々「私はそういうふしだらな女では有りません!」って主張する文章を出したりするんだけど、この作品のイメージを拭い去れないまま終わってしまったりします。
当時の社会背景とかもぼちぼち考えながらこの作品を読んでみると違ったきつさが見えてきます。きついことに変わりはないよ。

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坂が急になりつつ極楽水へ…って言いたいだけど、マンションが有り入り方がわかりませんでした(大敗)。

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これは詫びの猫。
はー可愛い。昨日の夜中部屋に来て、朝まで一緒にベッドで寝ていました。

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近くにあった啄木終焉の地。看板一枚あったきりです。
彼も大概クズ科クズ目クズ属なので調べてみると楽しいです。
な~にが母の軽きに散歩歩まずじゃ。

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茗荷谷駅の近く。鬼滅の刃の主人公こんな名前でしたね(全部読んだ)。

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鉄道模型売ったら何も自分のものを持たなくなった旦那の話を思い出して俺は泣いた。
お姉さんも目頭を抑えていますね。おそらく同じことを思い出したのでしょう…。

こうして私の旅は終わったのでした…。
何か都内舞台の本読んだらまた聖地巡礼したいかもしれない。結構楽しい。