kindleと猫と写真とか。

『機動警察パトレイバー 2 the Movie』を観てきた【4DX】

観てきました。
1の方ではパトレイバー乗ってきた!とまで言う事になった劇場版パトレイバーの4DX。
2の方も4DXで上映されることとなり、観に行きました。
いやもうウッキウキよ。

 前回。

nosutoradamu.hatenablog.com

今なので言いますが、2の4DXも上映するよ!って情報が出てきた時に2の上映館より先に1の4DX再上映しないかな?って調べました。懺悔というやつです。

 で?4DXはどうだったの?

まず大前提として、作品としては良かった。これは本当。
そもそも4DX云々の前に、劇場版パトレイバーは面白いんだって。わかってほしい。
そこら辺をわかっていただいた上であえていうと、4DXじゃなくていいかも…?

前回私は「劇場版パトレイバーを観た人も是非4DXで観て!!!」って喚いてたんですけど、あれって結局パトレイバーに”乗る”体験(=4DXでしか出来ない体験)が出来る事に由来するんですよ。既に別媒体で観てる人も観て!と言っていた理由。

んで今作…パトレイバー乗るシーンめっちゃ少ない。最初と最後に乗りはするけどメインはそこじゃないというか。
人間ドラマだなぁ~という感じ。アクション映画ではない。面白いんだけど、4DXである必要はあんまり…?盗聴避けるために車乗って話してたシーンくらい?没入したの。

以上。そんな感じです。
って話をTwitterでしてたらフォロワーに前作の親4DX性が高すぎるだけだぞって言われて納得してしまった。確かに。あれ4DX前提に作ってるのかとすら思ったもの……。

作品としては?

めっちゃ面白いんや…。
ただ、前作みたいにこういう事があって、悪者というか…目標を達成!ハッピー!最高!って感じとはちょっと違うので、そういうのを期待すると違うかもしれない。
特に南雲さんのファンは割れそう。俺はあの南雲さんも結構好きなんだけどね。後藤さんも。

ここからネタバレ全開なので気をつけてくださいね。


ちょっと賢しげな話をするかもしれないのですが、私が観てこんな事を思ったよ話です。ここはチラシの裏

実は既に我々は戦争の中に居て、日本は直接それを見ないようにして他国に戦争を押し付けているんだ…的話がありましたね。
押し付けているというか、結局戦争の恩恵を享受しているんだから、戦争の中に居るよね的な?この辺の理解に自信が無い。

1993年だっけ?これの公開。
てことは自衛隊派遣とかそのへんの話が背景に考えられているのかな?開幕の発泡は許可できない件とかそれらしき気がしています。
観ていた時の私は湾岸戦争を意識したんですけどね。あの「戦争を画面の向こうに押し込んで~」みたいな台詞があったと思うんですが、そこでニュースじゃなくて、ミサイルか何かを遠隔操作している映像を思い出しまして…あれ湾岸戦争でしたよね?

当時の背景はそこら辺かな…?と思いつつ、時代は変わり現代。結構受け取り方が変わったんじゃないかな?と思っています。

どうでしょうか?前線、近づいていませんか?我々は何時まで戦争を画面の向こうに押し込んでいられるのか……。何てことを思ったりはしますね。
正義の戦争と不正義の平和なんて話はありましたが、それでもとりあえず自分たちは平和でいたいな~という気持ちはあります。
まぁ平和と争いどっちを選ぶかは強い方が決める権利を持ってるのでしょう。現在の日本は多分決める側には立っていない気がする。

それはそれとして今作の南雲さんは賛否分かれるとは思うんだけど、元々の設定からして不倫かまして本庁バイビーしているわけでね。
今まで描かれてないというか、見えにくかった側面を明示されただけなのだろうな~という気持ちがあります。 
特車二課の面々も成長が描かれていて良かったですね…?良かったのかなぁ。
わからない。
野明の車を出すよう促すシーンめっちゃ良かった気がするんだけど。何かが引っかかっている。それが何かわかったら、後日書くこととします。
今後の課題としますってやつ。

 ちなみに小説の合本版(Kindle)多分現在(2021/02/28)まだ半額なので買うと良いかもしれません。
私もまだ読んでないので面白いかはわかりませんが、評判は悪く無いような…?

終わりになりますが、本作が名作であることは間違いないので、未視聴の方は観たほうが良いと思います。 別に4DXでとは言わんけども。

あの、ところで劇場版一作目の4DX再上映などは……あの……?
やったら本当に観に行くんでお願いします。