kindleと猫と写真とか。

【読書記録】『medium 霊媒探偵城塚翡翠』読んだ

面白い作品ですので、何も見ずに読み始めることをおすすめいたします。

そろそろ文庫版が出るとか出ないとか。続編は出ています。

続編。今回はmediumの話のみです。

 

あらすじ

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―
Amazon商品ページより引用)

こんな感じで、霊媒探偵である城塚翡翠の力で答えはわかっているけれど、それで警察を動かすために証拠や論理を組み立てなきゃいけないよね!みたいなお話が何個かある感じの作品です。
霊媒も万能ではないので、時間が経っているとわからないとか殺害場所に行かないと判定できないとか色々縛りがあります。
それが理由で無力感に苛まれたり色々あったりするわけですね。

 

良かったところ(ネタバレ有)

  1. 最後の大どんでん返し
    結局ここ。私は雑に信じたので全部ひっくり返されました。
    評価低い人は結局ここが合わないって話な気がしますね。
    もしくは翡翠さんの言葉が刺さりすぎた童貞の皆さん。止めよっかこの話題。
  2. 霊媒設定
    結局これで騙されたんですよ我々は。主語がデカかった、私は。
  3. ラノベっぽさ
    翡翠さんのキャラ付やら警察への協力者設定やら、ラノベっぽいところがあった気がする。言うても『屍人荘の殺人』が受け入れられてるんだし、大丈夫じゃない?と思う。

結局一番最後のどんでん返しですよね!
正直1章とか3章終わり辺りとか(言われるほど面白いか……?)と思いつつ読んでいたのですが、最後まで読んで良かったです。