夜市を表題とする、『夜市』『風の古道』からなる短編集（？）。
個人的には『風の古道』の方が好み。
淡々とした語りのため？か妙に読後感が良い。怪異に触れた代償はしっかりと取られているにも関わらず……。
特に『風の古道』の読後感は良かった。
少年の日のちょっとした冒険譚くらいの受け取り方をしてしまう。人が死んでおるが。
ホラーな世界よりも、異界感が強く感じられたため、わー！ギャー!みたいなホラーを期待すると違うかも。
日常からこんなところに迷い込む可能性があるなんてホラーだね……ってタイプのホラー。
そんなに長くないし、どちらから読んでも問題ないので取り敢えず読んでみるのが良いかと思います。
Kindle Unlimited入ってますので…ﾊｲ…。
