面白ぇ～～～！
なんか三部作の二作目らしいんですが、知らずに読みました。
単体で楽しく読めたので問題なかったと思います。
あらすじ
主人公、三津田信三がなんか妙な古書店見つけてウキウキ通ってたら友人、飛鳥も通うように。そんで飛鳥が店主から『迷宮草子』って怪しい同人誌をGET。
第一章を読み終えた途端、身の回りで怪奇現象が起こるように…。そこから調査を進めていくと、どうやら
- 作品の謎を解かなければ怪奇現象から逃れることはできない
- 七章の短編からなる本作を、最後(の短編)まで読み進められた人間は存在しない
らしきことが見えてきた二人。無事最後まで謎を解き、読み進めることは出来るのか…？ってのが今回のお話。
良かったとこ
- 全七章の短編＋推理パートなので幅広い種類のミステリが読める。
- 作品内で作品（この場合は『迷宮草子』）を読む形式のため、作中で推理の方向性が明確に示される。
（ミステリを推理しながら読んだこと無いって人は特に入門としておすすめ） - 作中人物を通してある程度ミステリの知識をくれる。
こういう分野があって～とかこういう作品があって～とかそんな感じ。私なんかミステリ全然詳しくなかったので助かった。
結論：総じてミステリ詳しくない私でも読みやすかった。
短編だから一度に覚えておく事少ないのも多分要因としてある。
微妙だったところ
- 短編によってはちょっとゴア表現が気になるかもしれん（特に後半）。
- 最後のオチすっきりしないって人はいそう。私は好きだった。
簡単なレビュー終わり。
上下編でそこそこ文量ありますが、短編一章と推理パートを読んで…っ感じで分けやすいので読了はそんなに難しくないはずです。
取り敢えず上巻だけ試して、続きが気になったら下巻を買えば良いんじゃないでしょうか。
Kindle or 文庫版。私はこっちで読んだ。
